澄翔個展「夢の途中」 vol.2
中庭・土間・ウッドデッキに囲まれた吹き抜けの開放的なリビング。
書だけではなく、ガラスや織物、陶器などが一体となっていました。
無垢の板、珪藻土、塗料も自然素材で仕上げているそう・・・。

大きな杉のテーブルは、無垢の1枚板。
自然素材ならではの木のぬくもりが感じられるシンプルなデザインの上には
透き通るようなガラス作家さんの作品も。
無垢の梁や床材は、日々色が深まり、
そこにはしっかりと過ごしてきた年月が刻まれているのを感じました。

今回は、毎日インタラクティブ「書を愉しむ」で連載している作品の一部も
ちょこっとだけ登場しています。
書を愉しむでは、自然の中で撮影したものを公開していますが、
今回はフレームに入れました。
作品たちはアクリルフレームに入って、少しかしこまっているようです・・・。

こちらは、いろは歌。
私はいろは歌が好きでよく描きます。
ブルーのグラデーションがかかっている加工紙に長峰で。
実はこのいろは歌、
「涅槃(ねはん)経」に基づいて作られているそう。
色は匂えど 散りぬるを 諸行無常
我が世誰そ 常ならむ 是正滅法
有為の奥山 今日越えて 消滅滅已
浅き夢見し 酔ひもせず 寂滅為楽
“諸行”とは、物も心も全てのものは移り変わっていく様子。
万物は、全て変化して留まることがないのが
無常という言葉の表わすところでしょうか。

文字を飾る、つまり「書」というよりは、
絵を飾る感覚で筆を走らせてみました。
投稿者 女流書道家 矢部 澄翔

