7歳、お習字との出会い 〜小学生の夢〜

「お習字」というものの存在を始めて知ったのは、小学2年生の時です。
書の道を歩み始めたきっかけは、実にささいな友人の一言でした。
それは、
「習い事をしていないなんておくれてる!」
という言葉。

このままでは、仲間はずれにされてしまう・・・と思った小心者の私は、
「私も何か習いたい!」・・・と母にせがみしました。

学習塾、水泳、ピアノ、そろばんetc・・・
やる気を見せた私のために、母はあちこち探してくれましたが、
結局「一番近い」という理由が決め手となり、
近所のお習字教室に通うことになりました。

初めての習い事はすべてが新鮮で、
墨の匂いが心地よく正座をするのも苦ではありませんでした。

「上手く書けたね。」
そう、初めて先生に褒められた時は、本当にうれしくてうれしくて・・・。

「もっともっと、褒められたい!」
そう思いながら練習を重ねるうちに、いつの間にか字を書くことが楽しくなっていました。

そして、お習字を始めて2年後の小学4年生の時、ついに
校内書初め展で「金賞」をとることができたんです!

その上、川越市の書初めコンクールに学校代表にまで選ばれてしまいました。
勉強も運動も人並み以下で決して目立たなかった私が、初めて自信を持てました。

「わたし、大きくなったらお習字の先生になれるかな・・・。」
小学生の自分に “お習字の先生になりたい” という小さな夢ができました。

しかし・・・。
中学生になり部活等で忙しくなると、その夢も徐々に忘れかけていきました・・・。

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投稿者  女流書道家 矢部 澄翔