女子大生時代 〜趣味は資格取得〜 

やりたいことが見つからないまま、進んだ大学は・・・

消去法!・・・で決めました(笑)
手芸が得意だったので、「洋裁(=手に職)を身につけよう!」と思い、
実技が多い服装学科を選択しました。
大学生活は想像以上にハードで、布代を稼ぐためにアルバイトに明け暮れ、
課題を仕上げるため徹夜でミシンに向かう毎日。
またまた、書道どころではなくなってしまいました。

ところが、ある雑誌の通信講座の広告を見てから、再び書道熱が復活。
そのキャッチコピーは、


「筆1本で副収入!」 


・・・(汗)
これが、「賞状技法士」(賞状書士、筆耕士ともいう)という資格との出会いでした。

賞状技法士とは、賞状や宛名書きを書く 「実用書道」のスペシャリストです。
主婦になる前に、アルバイト感覚で「お小遣い稼ぎ」になればいいなと思い、軽い気持ちで始めることにしました。

10年も書道を続けてきたので、資格も簡単に取れるだろうと思っていたのですが、
・・・甘かった!
いざ講座を始めてみると、ぜんぜん思うように書けない自分がいました。(涙)

書道を続けてきたとはいっても小筆で練習したのは名前を書く時ぐらいでした。
小筆を使って書く「写経」や「古典仮名」は、少しかじった程度。
思うように書けるはずもありません。
しかも紙は、墨を吸い込む「半紙」ではなく、墨をはじく「コピー用紙(練習時)もしくは賞状用紙」を使うのですから。

そう、「書道」と「実用書道」は、筆を使うということ自体は同じですが、
異なる部分が多々ありました。

半年間の講座終了後、資格は自動的に取ることができました。
直ぐにでもお小遣い稼ぎをしたかったのですが、
「人様が努力して手にする賞状を、果たして私が書いていいの??」
と、ためらってしまいました。
それ以前に仕事が欲しいと思っても、どうしたらよいのかわかりませんでした。

仕方ないので、必死に練習しました。

結局、あらゆる賞状の書き方や知識をマスターするまで3年間もかかってしまいましたが
その甲斐あって、字はもちろん賞状書きや実用書に関する知識はそうとう身につき、数年後には仕事を頼まれるようにまでなりました。

「筆1本で副収入」どころか「副収入までに筆100本」は必要でしたね・・・(笑)

「資格を取ればすぐ仕事につながる!
と勘違いし、これまで手当たり次第とってきた9つの資格のほとんどは、
気休めにしかなりませんでした。

「資格は持っているだけでは意味がない!!」
と、痛感しました。

そんなただ持っているだけの資格でしたが、就職活動には大活躍。
履歴書の資格欄だけは書く内容に困ることなく、1社目で即内定^^*
面接でも字が綺麗だとほめられ、書道が役に立った瞬間でした。

「好きなこと」ではなく、せっかくなので大学で
「身につけた技術を生かせる仕事」に就くことにしました。


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投稿者  女流書道家 矢部 澄翔