いろはうたのプロローグ
今日のお稽古は、振替レッスンでした。
熱心な生徒さん達にはとても教えがいがあり、いつもに増して楽しく感じます。
・どうやって教えたら、生徒さんの字が上達するだろうか
・どういうお稽古をしたら、子供達が楽しく通ってきてくれるだろうか
・今のレッスンは、自己満足で終わってないか
・子供達が本当に求めているものはなんだろう?
教室を始めて1年半経った今、徐々に慣れてきたと同時に、更により良い教室づくりを目指して日々考えています。
書道教室に通い、字が上達するのは当たり前、(上達スピードに個人差はありますが。)それだけを教えるなら他の書道教室と同じと考えるならば、私には何が他にできるだろうか?
試行錯誤をしながらお稽古でいろいろなことを試してきました。
子供達の反応から楽しんでいるように見えても、本心はどうなんだろう・・・と思うことがあるからです。
しかし、今日お迎えに来たりょう君のお母さん。
ちょっと早めにお迎えに来て、お稽古の見学をしていかれました。
お話していたら、うれしいご報告をいただきました!
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実は先月、児童全員に「いろはうた」を教えました。
私がいろは歌を読み上げ、半紙に小筆で全文を書いていただきました。
幼稚園の子から小学6年生と、学年にばらつきがありましたが、
おかまいなし!(笑)
一斉に
「さぁ、書いてみよーーー!!!」
って。
・・・書けるものですね!
いろは歌を覚えることを目的としていましたので、
字形がどうこう・・・という注意はしませんでした。
その後、何がおこったかというと・・・
半紙を持ちながら教室中をウロウロ、ブツブツ、
みんな覚えようと読み始めたんですよね。
その日の時間内に、小学低学年の子も含めてほとんどの子供達が覚えきりました。
とても驚きました!!
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ある小学2年生の生徒さんのお母様がおっしゃるには、
「最近書くのが楽しくなってきたみたいなんです。
いろは歌を書いた半紙を部屋で肌身離さず持ち歩いていつも眺めてるんですよ。
私(お母様)はいろは歌、恥ずかしい話ですが全部言えないんですけど、
私が言えないのを息子が言えるのがうれしいらしくて。
これからもいろいろなことを教えてあげてください。」
ということでした。
そうなんです!
私が宿題を出していないにもかかわらず、自宅でも積極的に復習していたのです。
とてもうれしいご報告でした!!
小学生低学年で「いろは歌」を全文言える子供は、ほとんどいないでしょう。
吸収力のある子供のうちに覚えたことは、大人になっても忘れません。
これを覚えたことによって直接役に立つことはないかもしれませんが、損することは決してありません。
逆に生徒さんにとって、これは
「お母さんが知らないことを僕は知っている!」
「覚えることができた!」
という自信につながったと思います。
私が、「これはまだ早いかな・・・」と思わない限り、
子供達の可能性をどんどん広げてあげることができる!!
と私にとっても自信をもてたお稽古になりました。
投稿者 女流書道家 矢部 澄翔