集中する時間、心を磨く時間。
一般レギュラーコースでは、古典の臨書を中心に、楷書・行書・草書・漢字かな交じり(近代詩文)など、書道の基礎から応用、そして創作まで幅広く学ぶことができます。
基礎練習となる古典臨書と、毎月発行される「教育書藝」の創作課題をカリキュラムに沿って練習することで、短期間で実力を身につけていただけます。
一般の部では特に30~50代を中心に川越市内はもちろん市外、県外からも熱心な生徒さんが集まり、切磋琢磨しながら楽しく学んでいます。
永字八法
書道初心者の方でも安心して学べるように、書道用具の使い方からレクチャーします。例えば、筆のおろし方、筆の持ち方、墨のすり方、道具の手入れ方法 etc… 。上達のために、まずは道具を丁寧に扱っていただくことから始めましょう。道具の扱い方がわかったところで、様々な線を描いて筆に慣れていきます。
そして、字を書く上ですべての基礎になる「永字八法」を練習します。永字八法とは、書に必要な8つの筆使いがこの「永」の文字に含まれ、入門として練習するには最適の文字となります。基礎力を身につけた後、いよいよ古典の臨書に入ります。
古典の臨書
書を学ぶ上で欠かせないのが、「古典の臨書」です。
臨書とは、中国の書聖とよばれる王義之をはじめ、書唐の三大家や弘法大師空海など、先人が残してくれた銘品と呼ばれる優れた書を手本として学ぶことです。また、実技だけでなく書の歴史的背景など書に対する教養も深めていただけます。臨書を重ね、字形や筆使いをマスターすることで、表現の幅が広がります。
「いつかは、自由自在に好きな言葉を書で表現出来るようになりたい!」
そんなあなたは是非、色々な法帖に触れてみてください。書いてみたい作風の書に出会えたら、きっと毎日の練習が楽しくなることでしょう。下記はほんの一例ですが、古典の最も代表的な作品です。当教室では、レベルによって他にもたくさんの法帖を学ぶことが出来ます。

✔︎ 九成宮醴泉銘 欧陽詢(楷書)
✔︎ 雁塔聖教序 虞世南(楷書)
✔︎ 蘭亭序 王羲之(行書)
✔︎ 風信帖 空海(行書)
✔︎ 祭姪稿 顔真卿(行書)
✔︎ 書譜 孫過庭(草書)
✔︎ 曹全碑(隷書)
など、複数の法帖の臨書をします。
競書誌「教育書藝」
当教室では、月刊競書誌「教育書藝」を使用し、月例課題を練習します。課題を提出していただくことにより、段級の取得が可能です。昇級することで日頃の練習の目標や励みにもなりますし、成長の目安にしていただけます。課題に取り組むことにより、作品を創作するための方法や考え方が体系的に身につきます。
実用書 ~日常に活かす~
あなたは、自信をもって自分の名前を書くことが出来ますか?いざという時、例えば熨斗袋や冠婚葬祭等での芳名帳への記帳、暑中見舞いや年賀状等、美しい直筆の文字で書けたら素敵ですよね。
パソコンで済ます事も出来るかもしれませんが、ここぞ!という時は直筆で書きたいものです。実はこのようなケースで使われる言葉にはパターンがあり、よく使用される文言は決まっています。せっかく書道を習うのですから、毎日の生活の中で役立てていただけるような内容を学びたいものです。
当教室では、カリキュラムの中に実用書を組み込み、日常生活でよく使われる語句を選出し、それらを効果的に練習していきます。まずは美しい字を習得し、日常生活のあらゆるシーンで役立てていただき、より高い教養を身につけていただければと思います。
✔︎ 細字の基礎練習(住所、名前、人名、県名、日常でよく使う言葉など)
✔︎ 実用書 (宛名書きの書き方、御祝儀袋の書き方、芳名帳の書き方など)
✔︎ 写経
✔︎ かな、連綿の書き方等
創 作
眞墨書道教室作品発表会「墨翔展」で作品発表をする機会を設けています。日頃の練習の成果を形にすることは、書の世界が広がるだけでなく、自身が成長するきっかけとなることでしょう。また、普段使用している半紙よりも大きい紙(条幅)で自由に文字を表現することで、創作する楽しみや喜びを体験できます。