書道パフォーマンス 〜お琴とコラボレーション〜
千葉県柏市にある"新しい形の高齢者マンション” サンシティ柏・ロイヤルケア様の
「皐月の会」というイベントにお招きいただき、お琴が奏でる曲にあわせて
書道パフォーマンスをして参りました。
今回は、一般的に言われている「老人ホーム」の新しい形の介護施設
「高齢者マンション」のスタッフの方が、
“新しいイベントを試みたい” ・・・ということでした。
「老人ホーム」の影はどこにもなく、リゾート地にあるホテルのような優雅な印象。
廊下では小鳥のさえずりが聴こえてくるような、毎日がどことなく非現実的にも思える空間でした。
しかし、入居者は「高齢者」。
現実は、年齢を重ねるにつれ「見る力」や「聞く力」が、どうしても年々低下してしまうそうです。
ですから、少しでもこのような力を回復させるべく、書道パフォーマンスで楽しんでいただこうと、初披露することに。
広いホールの舞台で書かせていただきました。
総勢200名以上の方の前での公演。
俳句や短歌がお好きな方が多いそうで、
漢字や四字熟語に加えて俳句を選出いたしました。
普段あまり汗をかかないのですが、公演後はいつも額に汗びっしょりです・・・。
その位、毎回体の芯からヒートアップしていきます。
今回も・・・熱くなりました!
入居者の方、普段はザワザワしたり叫んでしまうことが多いそうです。
しかし当日は、静まり返って真剣に見てくださったのです!
その様子にとても驚いた、ということを後でスタッフの方から伺いました。
それだけ舞台に集中し、書道パフォーマンスに興味をもってくれたのでしょうね。
うれしいです!!
お琴の演奏が場の空気を和ませてくれてくれました。
「リハーサルなし」のぶっつけ本番でしたが、不思議なくらい息もピッタリで、
シーンと静まり返って視線を背中に浴びているのがわかりました。
この公演で書道の違った魅力が伝わったでしょうか・・・?
書道パフォーマンスの魅力を
もっともっと、たくさんのひとに伝えたい。
そして・・・魅せたい。
今日、お招きくださったサンシティ柏の皆様、
共演してくださったお琴奏者の皆様、
私は、この公演でたくさんの笑顔と元気をいただきました!!
本当にありがとうございました。
投稿者 女流書道家 矢部 澄翔