川越百万灯夏まつり〜大正浪漫夢ライブ〜
2008年7月27日、埼玉県川越市で通称「ちょうちん祭り」こと、「川越百万灯夏まつり」が行われ、「大正浪漫夢通り」という、何とも素敵な名称の商店街で書道パフォーマンスをしました。
雀会お囃子連中と共演です。
どうせやるなら今までやったことがないことに挑戦しようと思い立ち、50m書道を企画!
10人近くの方々のご協力のもと、巨大な50mの書道用紙の準備開始。
たくさんの人々に見守られる中、雷が轟きはじめました。
雷様に後押しされて雀会のお囃子の演奏とともに、一気呵成に書き始めました。
題材に選んだコトバは、
「通りゃんせ」。
川越市の三芳野神社が舞台になっている歌詞で、約100文字。
七五三のお参りに出かけて帰る参道の様子を描いていると言われています。
50mにピタリと書き収めることができるかどうか、感覚だけを頼りに、
「50m書」
よーい、ドン!
通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細通じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ ・・・
ちょうど書き終えるころに雨が!!
一瞬の間に、50mの“通りゃんせ” は、墨の海になってしまいましたが、それもまた幻想的で・・・。
ある意味深く記憶に残るイベントのひとつになりました。
>>>川越ケーブルテレビで50m書道の様子が放送されました。
うちわ揮毫
「お客様の好きな言葉」を即興でうちわにしたためさせていただきました。
思いの他喜んでいただけ、翌日お知り合いの方を連れて来てくださった方も!!
お客様と対面しながらご要望をお伺いして、その場で書き上げる現場ならではのコミュニケーションがあると、より一層気持ちがこもります^^
手にとって喜んでいただけた顔を見れた時には暑さも吹っ飛びます^^
一期一会のOnly oneの1点。
ご自宅に飾っていただいたり、プレゼントされたり、実用として使っていただいたり。
2日間で数百枚の団扇を書かせていただきました。
大筆書ライブ
2008年7月27日、埼玉県川越市で通称「ちょうちん祭り」こと、「川越百万灯夏まつり」が行われ、「大正浪漫夢通り」で大書の浪漫“夢”NIGHT LIVE を行いました。
雨で一度は中止にした書のライブでしたが、
商店街の皆様の不屈の精神でライブを実行することができました。
この小江戸川越百万灯夏まつりは、たくさんの思い出があり
どうしても成功させたかったのです。
高校生時代に雨で中止になってしまったこのお祭りでの吹奏楽のステージが、
書道ライブに変わって14年越しにやりとげることができました。
あきらめなければ夢は絶対に叶うということを
大正浪漫“夢”通りから伝えたいと思いました。
紙は雨水を含んでぐちゃぐちゃになってしまったものを
なんとか広げて使うことにしましたが、
風情さえ感じてしまう気がするのは思い込みすぎでしょうか。
もともと『銀座通り』という名称だったこの「大正浪漫 夢 通り」。
お祭りを通じてかかわっていくうちに、
商店街の方々の“夢”が詰まっていると感じました。
ここはきっと “夢へ続くStreet” ですね。
投稿者 女流書道家 矢部 澄翔