華清池
玄宗皇帝が、毎年10月に楊貴妃と訪れたといわれる華聖池。
3000年ほど前の西周の時代、驪山が爆発した際に温泉が湧いたとされる湯元です。
▲九龍湖に立つ白い楊貴妃像。
楊貴妃(719−756)は、唐の6代皇帝玄宗の妃で、中国4台美人の一人。
玄宗はその美しさにおぼれ、政務をおろそかにしてしまう。
それが引き金になり、唐王朝を揺るがす安史の乱を招くことになります。
部下に迫られ皇帝自ら楊貴妃に自害を命じたと言われています。
▲「長恨歌」毛沢東書
白居易の「長恨歌」は、玄宗皇帝と楊貴妃のラブロマンスの顛末を描いたもの。
いつかは書いてみたい、悲恋の詩です。
▲左:玄宗皇帝と楊貴妃専用の浴室。予想より小さい。
右:玄宗皇帝と側近用の浴室。
何人もの側近よりも、楊貴妃がよかったのでしょうね。
政治を狂わせてしまうほどの美貌を持つ楊貴妃。
楊貴妃の美しさにあやかりたいと思いつつ、華聖池を後にしました・・・。
投稿者 女流書道家 矢部 澄翔